家づくり相談を受けていると「キッチンメーカーってどこを選べばいいの?」という質問をよくいただきます。
キッチンはサイズやレイアウト、パネルの色などの選択肢が豊富なだけでなく、LIXILやパナソニックなどメーカーも様々。それぞれのキッチンメーカーの特徴をひとつずつ調べるだけでもひと苦労ですよね。
そこで今回は、ネットで人気のキッチンメーカー5社の特徴と料理好きの筆者がおすすめする各メーカの商品もあわせてご紹介します。
最後まで読んで、ぜひキッチン選びの参考してみてください。
人気のキッチンメーカー5社を比較!
LIXIL(リクシル)
収納重視の方におすすめ、デザインも充実!
LIXILは建築材料や、住宅設備機器を取り扱う企業です。日本の住宅設備機器メーカーの中でも、シェア率が高い有名メーカなので皆さんも一度は名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。LIXILでは、キッチンの他にも、浴室、トイレ、洗面、リビング、寝室、居室、窓、玄関、カースペース、外壁、屋根など家じゅうの設備を取り揃えているので、すべてをLIXILの商品で揃えることもできます。
LIXILのキッチンは、おしゃれなものからシンプルなものまで、デザインの幅が広く、どんなライフスタイルのお部屋にもマッチします。また、大容量のキャビネットが付いているので収納力も抜群!価格帯が他メーカと比べてリーズナブルなのも特徴です。
おすすめ商品|『Noct(ノクト)』
ノクトはLIXILキッチンの中でも高価格帯の『リシェルSI』と低価格帯の『シエラS』のいいとこどりをしたミドルクラスのキッチンです。2022年6月に新商品として発売され、あらゆるスタイルにマッチするデザインの幅と調理をする人の心と体の動きにやさしくフィットする使いやすさを併せ持つ商品です。また、大容量と取り出しやすさを両立させたLIXILらしい、料理がはかどる収納スペースも完備しています。
TOTO(トートー)
誰もが使いやすいデザインと高い節水効果!
TOTOと聞くとトイレや洗面所を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。TOTOはトイレ設備のメーカーとして有名な会社ですが、トイレ以外にも、キッチン、浴室、建材、タイルなど幅広い住宅設備機器を販売しています。TOTOの商品は、子どもから大人、お年寄り、男性・女性、障害のある方など、年齢、性別、文化、身体の状況などにかかわらず、誰もが使いやすいユニバーサルデザインへの取り組みを行っていることが特徴です。
そんなTOTOのキッチンは、水まわりに詳しいTOTOならではのアイディアが満載で、ワンタッチ式水栓などを採用し、節水しやすいキッチンを実現しています。また、「すべり台シンク」という流した水によってシンク内のゴミが排水口へ自然に流れる設計のシンクを採用することで清掃性も向上させています。
おすすめ商品|『THE CRASSO(ザ・クラッソ)』
クラッソには、熱や衝撃に強い「クリスタルカウンター」を採用。透明素材に、繊細な柄を組み合わせた「クリスタルカウンター(柄入り)」が4色、素材そのままの美しさを活かした「クリスタルカウンター」が5色の計9色のカラーバリエーションが存在します。
「タッチレス水ほうき水栓LF」は、水栓側面のセンサーにサッと手をかざすだけで、洗い物の途中でも汚れを気にせずに、スムーズに水を出し止めできます。水はねしにくさと洗浄力を両立した、幅広のミクロソフトシャワーを採用しているので、ほうきのように水がパッと広がり、汚れをサッと落とすことができます。
Panasonic(パナソニック)
主婦の意見を取り入れたアイディア満載のキッチン
パナソニックは、家電メーカーとして50年以上の歴史がある会社です。そのため電化製品のイメージが強いパナソニックですが、システムキッチンでも性能の高い商品が揃っています。新商品の開発時には、生活者アンケートの実施や女性社員も交えての意見交換を行うなど、主婦目線を大切にしたキッチン開発に取り組んでいます。
パナソニックのキッチンの特徴である、コンロが3口横並びの「トリプルワイドガス/トリプルワイドIH」は、どこに置いても使いやすく、ムダなく調理をすることができます。従来の3口コンロは三角形に配置されていたため、奥側にあるコンロを上手に活用できませんでしたが、3つ横並びのコンロなら使い勝手が向上します。機種によっては、4口横並びの「マルチワイドIH」を選ぶこともできるので、一度にたくさんの料理をしたい方や、ホームパーティーをしたい方にもおすすめです。
おすすめ商品|『Lacucina(ラクシーナ)』
パナソニックのキッチンの中でも中価格帯のラクシーナは、調理カウンター・シンク・扉色・取手色や種類をそれぞれ選べるなどバリエーションが豊富です。人造大理石の調理カウンターは6色、シンクは9色、扉材は14シリーズ46柄、取っ手は9種類の中から、それぞれ選ぶことができ、その組み合わせは約2万通りにもなります!
機能面もコンロを横一直線に配置する「トリプルワイドガス・トリプルワイドIH」で、広々とスペースを取ることができ、3口とも鍋をゆったり置くことができます。さらに、キッチンのシンク部分の手元には「クッキングコンセント」を設置することができ、ミキサーやフードプロセッサーなどをすぐに使うことができて便利です。流し台には、スキマがなく段差が少ない形状の「スキマレスシンク」を採用しており、拭き掃除が簡単です。シンクの素材自体は、傷や汚れに強い「スゴピカ素材(有機ガラス系)」もしくは「ステンレス」から選択可能です。
タカラスタンダード
何年経っても購入時のキレイなままで使える
タカラスタンダードは、世界ではじめてホーローキッチンを開発したメーカーです。「ホーロー」とは、鉄の強さとガラスの美しさをあわせ持ち、油汚れや湿気に強く、ニオイも付かない、水回り製品に最適な素材です。さらには、金属とガラスという無機質な素材で作られているため、シックハウス症候群の原因とされるホルムアルデヒドを発散させません。体に優しい素材を使用しているタカラスタンダードのシステムキッチンは、組み立てる際に接着剤を一切使っていない事も特徴です。
キッチンは毎日使うものなので、コンロ周りに飛び散った油汚れや知らない間にこびり付いた調味料などが知らないうちに溜まってしまいます。長い間放置した汚れはこびりついてしまって綺麗にするのに一苦労。しかし、タカラスタンダードの「ホーローキッチン」ならどんな汚れでも洗剤要らずでさっと拭き取るだけで綺麗になるのが嬉しいポイント。なかなかとれない汚れがあったとしても傷がつきにくい素材なのでゴシゴシこすって掃除しても大丈夫です。
おすすめ商品|『Edel(エーデル)』
タカラスタンダードのキッチンの中でも特におすすめなのが『エーデル』です。価格帯は他と比べてもお手頃。カラーバリエーションは少ないですが、かゆいところにまで手が届く・・・そんなキッチンです。マグネット式の間仕切りは、無駄なスペースを作らないので、きっちりピッタリ収納したい方にはおすすめです。センサー部分に手をかざすだけで、操作ができる「タッチレスハンドシャワー水栓」も選べるため、衛生面でも安心。もちろんホーロー素材なので毎日のお手入れも楽ちんです。
WOODONE『ウッドワン』
木の家とマッチする無垢材を使用した柔らかいデザイン
無垢材を使った建材メーカーの代表格である、WOODONE(ウッドワン)は、自社で所有するニュージーランド産の豊かな森林で育てた無垢材を、システムキッチンにも採用しています。木それぞれの年輪の形もそのまま活かされているので、世界に一つだけのキッチンにできると言っても過言ではありません。ワークトップ・コンロ・水栓・取っ手なども可愛いデザインにしたい方には、ウッドワンのキッチンがまさに打って付けです!
おすすめ商品|『SU:IJI(スイージー)』
su:iji(スイージー)は「炊事」と「easy(イージー)」を組み合わせた造語で、扉材に無垢材を使用しているのが大きな特徴です。無垢材は「ニュージーパイン」「オーク」「メープル」「ウォールナット」の4種類から選ぶことができ、扉材やカウンターなどとの組み合わせで無機質な雰囲気にもあたたかみのある雰囲気どちらのデザインにもすることができます。
無垢材は汚れが染みこんでしまいそうなイメージがあると思いますが、su:iji(スイージー)の無垢材には、特製のウレタン塗装で、汚れに強い加工がしてあります。コーヒー、カレー、植物油、漂白剤(塩素系)など日常でよくある汚れも、サッと一拭きでキレイにすることができます。
失敗しない家作りなら、3215コンシェルに相談
今回は人気キッチンメーカー5社の特徴を紹介してきました。それぞれの会社や商品ごとに異なる魅力があることはお分かりいただけたでしょうか。ただ、「私にあってるのってどんなキッチンだろう?」と決まり切っていない方もいらっしゃるかと思います。
3215コンシェルでは、お一人お一人のライフスタイルやこだわりを丁寧にお聞きし、お客様の要望を実現できる住宅会社をご紹介しています。自分だけではキッチン選びができないといったお悩みもオンラインで気軽に相談できます。
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